
巻き爪補正の専門家の五十嵐です。(スタッフ紹介はこちら)
巻き爪補正の資格を取得してから15年以上が経ち、これまでに5000例を超える施術を経験してきました。
今までいろんな爪の状態(巻き爪・陥入爪・変形した爪・分厚い爪など)を見てきましたが、過去に病院で巻き爪の手術をしたけれど、最近また痛くなってきたとご来店いただいた例が少なくありません。
今回は過去に巻き爪の手術をしたけれど痛みが再発してしまう原因について書きます。
巻き爪の手術方法

「巻いている爪の根本(ねもと)部分を切除する」を目的に行うのが一般的な手術方法です。
巻いている爪の根っこ部分を切り取って、生えてこないようにします。


巻き爪手術をした爪の特徴
巻き爪の手術をした爪は2つの特徴がみられます。
1・爪が細くなる
2・爪の根本部分に切開の跡(あと)が残る

爪が細くなる
巻き爪の手術は爪の横側(片側だけが巻いている場合は片側だけを切除、爪の両側が巻いていれば両側を切除します)を切り取りますので、上から見ると爪が細く見えます。
切開の跡が残る
爪の根本部分を切開して、爪を根元から切除しますので手術後は切開の跡(あと)が残ります。
恥ずかしくて人前で足が出せないとお悩みの方も
手術をした方のお話をお伺いすると「爪が小さくて人前で足を出すのが恥ずかしい」とおっしゃられた方はとても多いです。
根元から切ってしまった爪が再度生えてくることがありませんので、皆さんネイルをして「少しでもキレイに見えるように」工夫をされています。
手術が必要な巻き爪とは?
巻き爪に関して「できるだけ手術をしない方が良い」というのが、当店の考え方ですが「手術でしか対応できない爪の状態」の方が来店されることがあります。
下の写真は実際にご来店いただいた方の写真です。

皮膚は出血していて、爪の横側が血によってふやけていました。
この状態になると当店で巻き爪補正器具を爪に装着することはできませんし補正器具での改善は見込めませんので病院での対応になります。
ご本人はできるだけ手術はしたくないとご希望でしたが、「ここまで状態が悪いと当店では対応できません」とお伝えして病院をご紹介しました。
手術をしても巻き爪が再発する理由
爪が巻いているのは必ず原因があります。
原因は一つだけではなく、複数の原因が重なって巻き爪という状態を作ります。
その巻き爪の原因の中で代表的なのが「外反母趾」です。
「外反母趾=巻き爪」といっても過言ではないくらい外反母趾をお持ちの方の爪を見るとほぼ全員が巻き爪を発症しています。(巻き爪だからといって全員が痛みを感じるわけではありませんが、いずれ痛みを発症するかもしれない予備群です)

外反母趾と巻き爪の関係性
正常の足の場合、親指のお腹部分で地面を踏むのに対して、外反母趾をお持ちの方は親指の内側で体重を受けるように歩きます。


爪の内側で荷重を受け続けているとやがて爪が巻き始めて痛みを感じるようになります。
これが外反母趾をお持ちの方のほとんどが巻き爪になっている理由です。
巻き爪の手術をしても外反母趾は改善されない
外反母趾が原因で巻き爪を発症した場合、手術をして巻き爪の痛みを改善することは可能ですが外反母趾が改善していないので、やがて爪は徐々に巻いていきます。(痛みを感じるようになるかは個人差があります)
巻き爪の原因をできるだけ除去する
現在巻き爪の痛みでお悩みならばその痛みを早急に改善するのはもちろんですが、巻き爪の原因の除去を同時に行っていかなければ巻き爪の根本改善は望めません。
外反母趾は巻き爪の原因の代表例ですが、巻き爪の原因は人それぞれでいろんな原因が重なって巻き爪を発症しています。
その原因をすべて取り除くのは難しいですが、考えられる原因をできる限り取り除くことで巻き爪の再発を遅らせることは可能です。
最後に
痛みを感じたらできるだけ早くご来店下さい。
巻き爪というのはある日突然、爪が巻くわけではありません。(痛みを感じ始めるのは突然ですが)
巻き爪には原因があり日常生活を送る中で徐々に爪が巻いていき、何かのきっかけ(長時間歩いて爪に刺激を受けた、爪を角にぶつけたなど)で痛みを発症するのです。
痛みがなければご自身の爪を気にすることないので、痛みが出てから巻き爪を認識される方も多いはずです。
痛みを感じ始めた時には巻き爪はかなり進行している状態だということを認識しましょう。
痛みを感じた時点でご来店いただければ、施術回数も少なく済みますし痛みを感じたまま生活する苦痛から解放されます。
巻き爪の痛みでお悩みの方は、当店にお越しください。
その場で痛みからの解放をお約束します。
ご予約・お問い合わせ





