巻き爪補正専門家の五十嵐です。(スタッフ紹介はこちら)
巻き爪のお問い合わせの中で、
「子供が巻き爪なんですが、みてもらえませんか?」
と言われることも多いのですが、
「申し訳ありませんが、20歳以下の方の巻き爪施術は現在受け付けておりません」
とお伝えしています。
せっかくお問い合わせをいただいて大変申し訳ないのですが、当院は20歳以下の方の巻き爪施術をお断りしています。
今回は当院が20歳以下の巻き爪補正をお断りしている理由と中学生・高校生に巻き爪が多い理由を書きます。
中学生や高校生に巻き爪は多い
巻き爪というと年配の方をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、20代や30代はもちろん中学生や高校生にも多いです。
特にスポーツをしている子に多い印象です。
スポーツをしている子に巻き爪が多い理由
過去に多くの中学生・高校生の巻き爪を拝見してきましたが、巻き爪の原因は靴による影響が大きい可能性があります。
巻き爪の発生原因を説明します
ここからは少し専門的になりますがシューズを履くときに紐できつく縛りすぎると足の骨に捻じれが発生します。
本来ならば、足の親指のお腹の中心部分で地面を踏みますが、紐をきつく縛ることで足の骨がねじれが生じて靴の中で足の親指の内側で地面を踏むようになります。
結果、親指の爪の内側から力を受けるようになりやがて巻き爪を発症していきます。


巻き爪かどうかチェックしましょう
巻き爪が発症していても痛みがない場合は気づかずにそのまま放置している場合が多くて、ある日足の指に痛みを感じたり化膿していたりして初めて自分が巻き爪だと気づかれる方も多いです。
痛みを感じる時には巻き爪がかなり進行している可能性があります。
痛みがあれば迷わず病院(皮膚科)に行きましょう。
まずはご自身が巻き爪かどうかをチェックしましょう。
爪切りを使ってチェック
爪切りは爪の形状に合わせたカーブになっています。


その爪切りのカーブよりも爪が巻いているようでしたら、巻き爪の傾向があります。
その場合は、靴が足に合っていないかもしくは靴の紐をきつく縛りすぎている可能性があります。
巻き爪を予防しよう
巻き爪予防の対策をお伝えします。
予防その1
自分の足に合った靴を選びましょう。
子供の成長は早いので気づかずに小さい靴を履き続けるのも巻き爪の原因なってしまいます。
靴の中で親指が靴の先にあたって折れ曲がっていないか、靴の中で親指がしっかり伸びていてさらに少し余裕があるかをチェックしましょう。
予防その2
靴ひもをきつく締め付けすぎていないかチェックしましょう。
靴ひもをきつく縛ると結果的に巻き爪の原因を作ります。
シューズの紐を締めた後、立った状態できつく締めすぎていないかをチェックしましょう。
痛みがあればまずは病院(皮膚科)へ
痛みを感じるようでしたら巻き爪はかなり進行しています。
痛みがあれば病院(皮膚科)の受診をおすすめします。
皮膚科でも爪の切り方のアドバイスなどを教えていただけると思いますが、当院ではテーピングをおすすめしています。
ただテーピングはその場しのぎなので、テーピングをすると痛みが和らぐからと放っておくのではなく必ず病院を受診しましょう。
巻き爪用テーピングの方法
ひまわり流の巻き爪専用テーピング法を書いていますので参考にしてください。
実際のテーピングの仕方を動画で説明しています。
当院が20歳以下の方の巻き爪施術をお断りする理由
数年前までは20歳以下の方の巻き爪もお受けしていたのですが、多くの中学生・高校生の巻き爪を施術する中で問題がみつかりました。
当院の巻き爪補正法は爪の表面に巻き爪補正用の器具を張り付けて巻いている爪を引っ張り上げて矯正する方法で、その器具を1ヶ月付けっぱなしにすることで巻いている爪が持ちあがり矯正されていきます。

巻き爪を改善するためには、爪に付けた器具を一定期間そのままにしておく必要があります。
この器具を1ヶ月爪に付けておくことが20歳以下の方の爪ではできないんです。
巻き爪補正器具を爪に装着する際、特殊なジェルで爪の表面に器具を張り付けるのですが、20歳以下の方の爪は表面の水分量が多いのでジェルを剥がしてしまうのです。

過去の例では3日で爪に張り付けた器具が取れてしまうこともありました。
当時はいろいろと試行錯誤をしましたが、やはりうまくいかず当院では20歳以下の方の巻き爪の改善が難しいと判断してお断りするに至りました。
これが当院では20歳以下の方の巻き爪補正をお断りしている理由です。
20歳以下の方の巻き爪補正は承ることはできませんが、相談はお受けしますのでお気軽のどうぞ。
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