巻き爪補正専門家の五十嵐です。(スタッフ紹介はこちら)
今回は「正しい爪の切り方」をご紹介します。
足の爪の正しい切り方を学ぶ機会はなかなかないと思いますが、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
間違った爪の切り方は巻き爪の原因になる
間違った爪切りを行うと様々なトラブルが生じます。
巻き爪になったり陥入爪(かんにゅうそう)になることもありますので注意が必要です。


爪切りではなく「やすり」を使いましょう
当院では市販の爪切りではなく「爪用のやすり」をおススメしています。

市販の爪切りをおススメしない理由は、
「正しく爪が切れない場合が多いから」
です。
市販の爪切りは正常な爪を切るのには問題はありませんが、巻いている爪を切るのには難しいと思っています。
巻いている爪を切るにはやすり以外の選択肢はないです。(重度の巻き爪の場合はやすりでは対応できない場合もあります。その場合はニッパーを使う方法もありますが今回は割愛します)
そもそも市販の爪切りでは巻いている爪は切りにくい

巻き爪にもいろんなタイプの巻き爪があり、
- 輪っかみたいにくるんと巻いている爪
- 分厚い爪
- 硬い爪
これらの爪を切ろうとしても市販の爪切りでは上手に切ることはできません。
実際に当院にご来院いただいた方のお話を伺うと「爪切りで爪が切れない」というご相談はとても多いです。
市販の爪切りは切りすぎてしまう
手の爪を切る時は目の前に手の爪を持ってきてしっかり目で確認しながら切ると思いますが、足の爪だとどうでしょうか?
足と目と距離がありますので、正しく切れていない可能性があります。
それと手の爪は約1週間に1回のペースで切るのに対して、足の爪は約1ヶ月に1回です。
足の爪はたまにしか切らないのでついつい切りすぎてしまったり、適当に切ってしまったりと間違った爪切りをされる方が多いです。
正しい爪の切り方
足の爪の正しい切り方なんて今まで習わなかったので、なんとなく切っている人も多いのですが正しい切り方を覚えましょう。
今回は爪切りを使わずに「やすり」を使った方法をご紹介します。
爪切り前の準備・やすり
ネットで売っている「爪用のやすり」を購入しましょう。(1本110円で売っています)
「ネイル ファイル」で検索してください。
番数は100番がおススメ。(数字が大きくなるとやすりの目が細かくなります)
使い捨てではありませんので、1本あれば1年くらいは持ちます。
100円ショップにも似たような商品が売っていますが、やすりの目が粗いのであまりお勧めできません。

爪切り前の準備・テーピング
巻き爪の角は皮膚に食い込んでいる場合が多いので、テーピングで皮膚を引っ張って埋もれている爪を引っ張り出します。





正しい爪切りをイメージする
足の爪切りは長さと形を意識しましょう。
正しい爪の形・長さは下の図を参考にしましょう。

【実践】爪の切り方
指先から1~2㎜くらい削ります。
まずは平らになるまで削りましょう。

爪の角を軽く削りましょう。

≪完成≫
爪を深く切る癖がある方は、長すぎると思うかもしれませんがこれが正しい爪切りの完成です。
この長さをキープするために爪切り(爪削り)の頻度は週に1回です。


最後に
たかが爪切りですが、切り方を間違えると巻き爪や陥入爪を発症する可能性もありますので正しい切り方を覚えましょう。
現在巻き爪にお悩みの方も今回ご紹介した「爪やすり」を使った方法をぜひお試しください。
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