巻き爪補正の専門家の五十嵐です。(スタッフ紹介はこちら)
巻き爪の原因をあげると、
- 間違った爪切り
- 指を使わない歩行
- よくない靴選び
- 遺伝
- 健康状態
- 加齢
- 体重増加
などいろいろありますが、これが原因ですと特定するのはかなり難しくて、それは上記の原因がいろいろ重なり合って巻き爪になっているからです。
当院では巻き爪を改善するだけではなく「なぜ巻き爪になってしまったのか」をご本人と一緒に考えて、できるだけ再発しないようにアドバイスさせていただいております。
今回は足の人差し指の巻き爪の改善例とその原因の考察と予防法について書きます。
360度に巻いた人差し指の巻き爪
【年齢】
50代 女性
立ち仕事
【お悩み】
足の人差し指の巻き爪のお悩み。
数年前から人差し指の爪が巻いていたことは認識していたが、痛みがないのでそのまま放っておいた。
最近になって痛みを感じるようになり、ネットで当院を検索してご来院いただきました。
巻き爪補正前の状態
左足の人差し指の巻き爪。
正面から見ると両サイドの爪と爪がピタッとくっ付いているように見えます。

爪に印を付けるとよく分かりますが、爪が360度に巻いています。

巻き爪補正前の下処理が大事なんです
今回の巻き爪は単に爪の表面に補正器具を取り付けても失敗します。
なぜかというと爪の裏が分厚く肥厚していて、爪そのものの弾力性が失われているのでこのまま補正器具を付けても巻いている爪は改善しません。
まずは爪の裏の掃除をしっかりすることから始めます。



巻き爪補正後
初回の巻き爪補正後。
少し巻き爪が改善しました。(痛みはこの時点で取れています)
次回は1か月後です。

2回目の巻き爪補正後
初回の時と同様に爪の裏の掃除をしっかり行い、巻き爪補正器具を装着しました。
徐々に爪は広がっています。

巻き爪のbefore&after

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今回の巻き爪の原因を考える
人差し指の先の皮膚を見ると角質が肥厚していました。
写真では分かりにくいですが、手で触ると赤丸の部分が硬い角質が触れます。
角質は常に圧迫を受けるところにできやすいので、立位の時にここで体重を受けていると推測できます。


考えられる原因を除去する
巻き爪補正をすれば巻いている爪は改善しますが、爪が巻いてしまった原因を改善しなければ巻き爪は再発します。

今回の場合は人差し指が靴の中で折れ曲がっていて、巻き爪になる原因を作ったと考えられるためテーピングで人差し指の先が下に付かないようにアドバイスしました。
≪テーピング方法≫
- 人差し指の先にテープを貼る
- 軽く引っ張りながら指の表側に沿って貼る
このテーピングで人差し指が靴の中で折れるのを防ぎます。



最後に
本来、原因なく爪が巻くことはありません。
その原因を特定するのがとても難しいのですが、現在の足の状態や日常生活習慣から考えられる原因を考察します。
原因は一つだけとは限らないので、考えられる要因を一つ一つ取り除くことで巻き爪の再発防止に努めていただきます。
巻き爪の痛みにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
その場で痛みの解消をお約束します。
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